広告代理店 大手3社の経常に明暗
2010年08月20日
4月〜6月期の売上を大手3社が発表、明暗がくっきり別れた。
まずは電通。
経常利益が前年同期比8%増の28億円に回復した。
11日発表した4〜6月期の連結売上高は9%増の4169億円、営業利益は5.1倍の69億円となった。
マス4媒体の広告売上高が2065億円と5%増えたほか、海外売上高も412億円と7割強増えた。
海外M&Aの増収効果のほか、日本企業が中国などアジアで広告を積極化した需要を取り込んだ事も追い風に
ネット広告の成長も変わらず成長を続けている。
一方、博報堂DYホールディングスとADKは経常赤字で1%の減収となった。
博報堂DYは新聞、雑誌やテレビのレギュラー番組のタイム広告の低迷が響いてマス4媒体で3%の減収。
ADKはテレビがタイム、スポットともに減収だったのが響いた。
08年の金融危機以降、広告各社は売上高が危機前の8割程度まで落ち込み
回復傾向にある昨今競争が激しくなっている。
提案力や営業力、政治力で勝る広告代理店の勇「電通」が、大口顧客など
競合案件の獲得で優位に立つケースが増えている模様だ。
電通の11年3月期通期の売上高は08年3月期の85%程度まで戻る見通しを発表しており、
他2社も下期の回復を織り込んで増収を見込むが、電通に比べて回復は鈍い。
ADK社が早期退職を募ったりしているのも上記のような傾向があるからだろう。
電通もピュブリシスの株を売却したり電通国際情報サービスが早期退職募集を
行い14億円の特別損失を計上したりしているのでまだまだ予断を許さない状況だ。
タグ: 広告代理店 電通 経常利益 博報堂DYホールディングス
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